徒然なるままに2025年7月の野山の記録№1 梅雨明後猛暑の花     
 7月早々と梅雨明けしてしまった。
 本来ラン科の花は、梅雨の少しの晴れ間を狙って探していたが、今年は毎日晴れでいつでも行ける。
 しかしこのような異常気象では昨年の開花時期と同じ頃に咲くかはなはだ疑わしい。 よって早めから回数通う事になる。
 7月の1・3・5日に通ったのは高知市内の低山2つ、高知県の甫喜が峰森林公園は2回・室戸岬も花の確認のために走る。
 その合間に初めて大荒の滝にも行ってみた。 ここでは初めてオオルリソウを見ることができた。
 愛媛県では瓶ヶ森へ、いつもの花を確認に台が森まであるく。 途中盗掘なのかラン科の花がなくなっている。寂しい。

ネジバナ(捩花)  ラン科 ネジバナ属

スズサイコ(鈴柴胡 ) ガガイモ科 カモメヅル属

コキンバイザサ(小金梅笹) ヒガンバナ科コキンバイザサ属

ナワシロイチゴ(苗代苺) バラ科 キイチゴ属

大荒の滝 

花名調査中

ヤマホタルブクロ(山蛍袋) キキョウ科 ホタルブクロ属

オオルリソウ(大瑠璃草) ムラサキ科オオルリソウ属

瓶ヶ森からもやの上に石鎚山

アカショウマ(赤升麻) ユキノシタ科チダケサシ属

オオヤマレンゲ(大山蓮華)  モクレン科モクレン属

サワオトギリ(沢弟切)  オトギリソウ科オトギリソウ属

ミヤマカラマツ(深山唐松)  キンポウゲ科カラマツソウ属

コメツツジ(米躑躅)  ツツジ科 ツツジ属

大平山から高知港

モロコシソウ(唐土草) サクラソウ科オカトラノオ属

オオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草) ラン科ツレサギソウ属

コクラン(黒蘭) ラン科クモキリソウ属
 先日高知で撮影したのが上のオオバノトンボソウ。
 2日後に高知へ行ったので確認のために寄ると花が咲いている。 トンボより小鳥が飛んでいる様に見えるが!

オオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草) ラン科ツレサギソウ属
花を探して歩いていると、多くの人が山の中で花を撮影しているのに出会った。
 この時は花の周囲は人だかりで近寄れなかった。
 2日あとで再度花確認に向かう。 家からは片道3時間程かかるが、初めての花
 であればとわくわくしながら、走る。
 この時撮影できた花は、初めて見る花で絶滅危惧種。
 だが帰ってヤマップを確認すると、先日の人だかりの中の人か、早速花の名称と
 場所が推定される情報が公表されている。
 ここで私が見つけた花は2株のみ。
 自分を含めて花の数の数十倍もの人が花の周囲を踏み荒らすことになる。
 きっと数年でここの花は消滅する様に思う。
 このとき会った人たちは山陰から来たそうで、自分が撮影した後に来た人は山陽
 地方から来たようだ。 誰かが花が咲けば連絡して呼び寄せている様だ。
 自分も初めての花はどんなにしても見たい!
 だが一度撮影すれば絶滅心配な状態の花は近寄らない様に努力している。
 ここで見つけた花は人が近づかないところにいくらかでも生息し、長生きしていて
 くれればと、勝手なことを思う。

アカモノ(赤物)   ツツジ科 シラタマノキ属

クモキリソウ(雲切草) ラン科 クモキリソウ属

モウセンゴケ(毛氈苔)  モウセンゴケ科モウセンゴケ属

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)  ユリ科ギボウシ属