徒然なるままに2025年5月の野山の記録№1 春の花遅れ気味     
 今年の山は何かが違う。
 あれほど花の多かった赤星山は、カモシカや鹿、そしてイノシシも影響しているようで名物のカタクリは少なかった。
 石鎚山や剣山の花も遅れ気味。 冬に例年以上に雪が積もり寒かったせいか? 
 銅山川のダムは渇水で梅雨直前ではあるが取水制限されている。
 高知方面の山野草も開花が昨年より遅れていると聞く。 

 5月の連休中はどこへ行っても人人人!
 久しぶりに遍路道を歩いてみたが、ここで会った人は一人だけ。
 だが車の通る道へ出たとたん県外ナンバーの車が目立つ。 この道は観光地でもある奥の院へ続く道だからか?
 標高500m程度のところでアメリカフウロを見つける。 自動車通行する所なので、タイヤに着いて来たのか?

シコクスミレ(四国菫) スミレ科スミレ属

マムシグサ(蝮草) サトイモ科テンナンショウ属

サクラソウ(桜草) サクラソウ科サクラソウ属

 クサイチゴ(草苺)  バラ科キイチゴ属

ツルキンバイ(蔓金梅) バラ科キジムシロ属

アメリカフウロ(亜米利加風露) フウロソウ科フウロソウ属 

ヤハズエンドウ(矢筈豌豆) マメ科ソラマメ属

イワニガナ(岩苦菜)キク科ノニガナ属

キランソウ(金瘡小草) シソ科キランソウ属

タツナミソウ(立浪草) シソ科タツナミソウ属

ホウチャクソウ(宝鐸草) イヌサフラン科ホウチャクソウ属

タニギキョウ(谷桔梗) キキョウ科タニギキョウ属
 連休は孫と楽しく遊び、連休後の静かになった四国の高峰へ、久しぶりの剣山から一の森へ歩く。
 今年は雪が多かったせいか、花はまだ咲いていないものが多い。 バイカオウレンは沢山見えるがスミレも少ない。

剣山山頂から一の森方面

イワボタン(岩牡丹) ユキノシタ科ネコノメソウ属

シロバナネコノメソウ(白花猫の目草) ユキノシタ科ネコノメソウ属

 バイカオウレン(梅花黄蓮) キンポウゲ科オウレン属

ミヤマセントウソウ(深山仙洞草) セリ科セントウソウ属

フモトスミレ(麓菫)  スミレ科 スミレ属 
 5月の連休終わってから梅雨の時期までは一年で最も花散策に適した時期になる。
 この間に高知の里山や森林公園や愛媛の遍路道、そしてそれなりの山として瓶が森や大座礼山・銅山峰を歩く。
 多くの花を見て回ったが初めての花はヒメナベワリとコケリンドウの2種類、共に他では見たことあったが撮影記録がない花でいずれ花図鑑に掲載される予定。

瓶が森山頂から見る石鎚山 ルンぜ部に白く雪が見える

イシヅチザクラ(石鎚桜)  バラ科 サクラ属

アケボノツツジ(曙躑躅) ツツジ科 ツツジ属

 ホンシャクナゲ(本石楠花) ツツジ科 ツツジ属

ヤマルリソウ(山瑠璃草)   ムラサキ科ルリソウ属

カキドオシ(垣通し) シソ科 カキドオシ属

ツルキンバイ(蔓金梅) バラ科 キジムシロ属

タツナミソウ(立浪草) シソ科タツナミソウ属

ハルリンドウ(春竜胆)  リンドウ科 リンドウ属

コケリンドウ(苔竜胆) リンドウ科 リンドウ属

ギンラン(銀蘭)  ラン科 キンラン属

キンラン(金蘭)  ラン科 キンラン属

アヤメ(菖蒲、文目、綾目) アヤメ科アヤメ属

ヒメナベワリ(姫舐割) ビャクブ科 ナベワリ属

コフタバラン(小双葉蘭)  ラン科サカネラン属

ムラサキケマン(紫華鬘) ケマンソウ科 キケマン属

ジシバリ(地縛り)   キク科 ニガナ属

 ヒカゲスミレ (日影菫) スミレ科スミレ属

ツチグリ(土栗) ツチグリ科 ツチグリ属のキノコ

スギゴケの雄花盤 花ではない