徒然なるままに2024年6月の野山の記録№2 更にこだわりの花探索     

 梅雨が遅れている。 今のうちにと四国に咲く花を求めて車を走らせる。
 銅山峰では例年の様にジガバチソウが咲いている。
 同じ県内でも片道100km走るとササユリやツルアリドウシも見られる。 イナモリソウやイワギリソウもたくさん咲いている。

 愛媛県は広く150km走ると多くの絶滅危惧種の咲く山もある。
 かえって県内よりも同じくらいの距離の高知市近郊に行くと、標高が低くても珍しいランの花も見られる。
 残念ながらラン科の花は環境省の絶滅危惧種指定が多く、環境省で指定されていなくても県単位では殆どが絶滅危惧種指定されている。
 ヤマップなどを調べてみると、環境省の絶滅危惧種についてはいくらか保護するための方策はされている様で有るが、我々地方の花好きには
 その地方では殆ど見られない花は大変貴重で有り、絶対保護して欲しい花になる。
 愛媛県の人間にとっては、環境省の絶滅危惧種と共に愛媛県の指定する絶滅危惧種も大切な保護対象の花で有る。
 私はこのホームページでは見つけた珍しい花保護しなければいけない花は掲載しないことにしている。
 ただ公園などで誰もが見える状態にあるものなど公表された物やたくさん生育している花については掲載することもある。

ジガバチソウ(似我蜂草) ラン科クモキリソウ属

ササユリ(笹百合) ユリ科 ユリ属

ツルアリドオシ(蔓蟻通し) アカネ科ツルアリドオシ属

イチヤクソウ(一薬草)ツツジ科イチヤクソウ属

イナモリソウ(稲森草) アカネ科 イナモリソウ属

イワギリソウ(岩桐草) イワタバコ科 イワギリソウ属

クサノオウ(瘡の王) ケシ科クサノオウ属

コガンピ(小雁皮) ジンチョウゲ科ガンピ属

スズサイコ(鈴柴胡 ) ガガイモ科 カモメヅル属

コクラン(黒蘭) ラン科クモキリソウ属

ユウゲショウ(夕化粧)  アカバナ科マツヨイグサ属

ヒルガオ(昼顔)  ヒルガオ科 ヒルガオ属

ナルコユリ(鳴子百合)  ユリ科アマドコロ属

ツマトリソウ(褄取草)  サクラソウ科ツマトリソウ属

トゲアザミ(刺薊) キク科 アザミ属

コキンバイザサ(小金梅笹) ヒガンバナ科コキンバイザサ属

ヒメキリンソウ(姫黄輪草) ベンケイソウ科キリンソウ属

シコクハンショウヅル(四国半鐘蔓) キンポウゲ科 センニンソウ属
 昨年までは貴重な絶滅危惧種ばかりに焦点を当て花探しを続けてきたが、長期に見てきた赤星山でも毎年の様に今まで見つからなかった
 花が見つかっている。
 今年から視点を変え、自分にとっては初めての花を探すことにすると、たくさん見つかる。
 残念なことにその中の半数以上は外来種であるが、誰もが見つけることのできる所にたくさんある。
 クルマムグラという花も赤星山ではオククルマムグラの二種類は常に確認していたが他にもよく似た花が見つかった。
 その目を持って他の山を歩くと次から次によく似た花が見つかる。
 図鑑では確認できないほどの種類がありそうだ!
 花は1~2.5㎜ほどで各花を肉眼で見ても違いは分からない程の植物であるが、再度見直す事が必要に思い出した。

ヒメヨツバムグラ(姫四葉葎)アカネ科ヤエムグラ属

ミヤマムグラ(深山葎) アカネ科ヤエムグラ属

キクムグラ(菊葎) アカネ科 ヤエムグラ属

ヤマムグラ(山葎) アカネ科ヤエムグラ属

クルマムグラ(車葎)  アカネ科 ヤエムグラ属

オククルマムグラ(奥車葎) アカネ科ヤエムグラ属