徒然なるままに2022年7月の野山の記録№1     
 今年は早くに梅雨明けしたが、7月になって雨が降る事が多くなった。
 富郷のダムは20%前後の貯水率と絶望的な数字が続くが、赤星山では落石や倒木が目立っている。
 雨が少なく乾燥した状態に急に雨が降る事で落石が起こるのか、この時期には注意が必要だ!
 木製の標識は腐って折れているものが目立ってきた。
 赤星山愛好会に図って補修する時期かもしれない!
 今年は赤星山としては初めてコクランを見つけた。
 愛媛県内ではなぜか見たことの無い花で登山口近くに咲いていた。
 すぐ近くにはヤブコウジも咲いていた。 この花も赤星山では初めて見た。
 昨年はシロテンマが咲いたが、まだまだ赤星山にも知らない花が咲いているかもしれない。

コクラン(黒蘭)ラン科 クモキリソウ属

落石箇所 毎年落石の起こる危険箇所で注意

布引の滝標識 完全に折れてしまっている

紅葉滝標識 短くなっている。
7月前半に設置した

主な花名表示

オオモミジガサ

キヌタソウ

コクラン

サワオトギリ

タマガワホトトギス

ミヤマタニソバ

ウバユリ

 赤星山愛好会発足し、少しずつでも活動が広がりだした。 多くの人が自主的に少しでも良くしようとする動きは貴重なものだ。
 7月になっても私は例年のように見たことの無い花を求めて高知県・徳島県を訪れた。
 今まで見たことの無い花も数種類見る事ができたがそれらの絶滅危惧種の稀少植物は自分が近くを探す事で足跡をつけ、別の人が さらに踏み込み、
 その結果盗掘を誘う事になる事もある。
 自分では新しく見つけた花は、必要最小限だけ写真撮影しようと思うが、やはりある花すべて見つけたい人が大半のように思う。
 過去に見た花がごっそり盗掘されているのを経験した事はもう二ケタを超える。
 山の花を見る・撮影するマナーを赤星山で養って、常識ある花好きが増えれば良いと思い、赤星山に限って花名表示設置を続けたいと思っている。
 高知県には稀少な花が多く咲く。
 これらの見たことの無い花を求めて何回も探しに走る。 その後は牧野公園や北山県立自然公園・甫喜が峰森林公園などを歩く。
 特に牧野公園は最近牧野富太郎博士が朝ドラの主人公となる事もあり、牧野博士が命名した花を中心に多くの花を植えている。
 四国では見られない花や、絶滅危惧種の花などが見る事ができ、自然ではなかなか綺麗に撮影できない花をここで撮影する事が多くなった。
 今回は牧野公園や北山県立自然公園の蛇紋岩地帯に咲く花を紹介する。

ヤマユリ(山百合) ユリ科ユリ属

タキユリ(崖百合) ユリ科ユリ属

ノカンゾウ(野萱草) ツルボラン科ワスレグサ属

ヒオウギ(檜扇) アヤメ科アヤメ属

フウラン (風蘭)  ラン科フウラン属

トンボソウ(蜻蛉草)  ラン科トンボソウ属

カワラナデシコ(河原撫子) ナデシコ科ナデシコ属

シロバナカワラナデシコ
 先月東赤石山登頂後気になっていた花を探しに23日前回と同じコースを登る。
 結果、いつも見る花が終わっていたり、昨年は二カ所で見た花が今年は見つからなかったりで少し残念。
 ただ東赤石山は疲れる山である事は再確認できた。

オトメシャジン(乙女沙参)  キキョウ科ツリガネニンジン属

シコクママコナ(四国飯子菜) ハマウツボ科ママコナ属

ウバタケニンジン(姥岳人参) セリ科 シシウド属

ツルギハナウド(剣花独活) セリ科ハナウド属

シコクギボウシ(四国擬宝珠) ユリ科 ギボウシ属

タカネマツムシソウ(高嶺松虫草) マツムシソウ科マツムシソウ属

コウスユキソウ(小薄雪草) キク科 ウスユキソウ属

アキカラマツ(秋落葉松) キンポウゲ科 カラマツソウ属

クロヅル(黒蔓) ニシキギ科 クロヅル属

アシボソノボリリュウ(脚細昇竜) ノボリリュウタケ科ノボリリュウタケ属