2021年5月の野山の記録№1 まだ花は低い山に多い |
|
香川県の低山を歩いている時に変わったカンアオイ属を見つけた。残念ながら花はからからに乾き変色しているので
確かなことはいえないがナンカイアオイかサヌキカンアオイかもしれない。
サヌキカンアオイの資料は少なく、ナンカイアオイの変種らしいのでナンカイアオイとしておく。
赤星山と皿が峰で見られたミヤコアオイ・フタバアオイとクロフネサイシン(今年5月中に撮影)を参考に比較表示。 |
ナンカイアオイ(南海葵) ウマノスズクサ科 カンアオイ属 |
花被は暗紫色を帯び、萼裂片基部は白い斑紋ある。 |
ミヤコアオイ(都葵) ウマノスズクサ科 カンアオイ属 |
花に花弁はなく、萼筒外面は淡色で、台形、口部はいちじるしくくびれる。 |
フタバアオイ(双葉葵) ウマノスズクサ科フタバアオイ属 |
薄紅色で3個の萼片により筒状になり、上半部が強く反り返っているのが特徴。 |
クロフネサイシン (黒船細辛) ウマノスズグサ科ウスバサイシン属 |
花は暗紫褐色。萼筒は直径約2㎝の扁球形、裂片は三角状卵形で斜開する。 |
ゴールデンウィークのはずがコロナの影響で出かけるには勇気がいります。
できる限り人の居ないところへと行きながらも、自粛することが出来ない自分が情けない思いになります。
4日はカメラや三脚とリュックを担ぎ、家から歩き始めます。 車だけ自粛してもらいました。
市内の人の少ないところと考え三角寺裏を通り標高760mの峠を越えて奥の院まで歩き、さらに神宮ダムまで約18.5km歩きました。
が、撮影した写真は僅か、サクラソウのように道ばたに咲いていたが人が植えたと思われる花まで含めてでした。 |
ユキノシタ(雪の下) ユキノシタ科ユキノシタ属 |
ユキモチソウ(雪餅草) サトイモ科テンナンショウ属 |
オオタチツボスミレ(大立坪菫) スミレ科 スミレ属 |
コミヤマスミレ (小深山菫) スミレ科 スミレ属 |
マルバウツギ(丸葉空木) アジサイ科ウツギ属 |
ガクウツギ(額空木) アジサイ科アジサイ属 |
マムシグサ(蝮草) サトイモ科テンナンショウ属 |
サクラソウ(桜草) サクラソウ科 サクラソウ属 |
1000mを超える山で花を撮影してきた私には里山の花期は驚くものです。
先日200mにも満たない標高で撮影したキンランとギンランです。 5月3日撮影。
キンランは早くも終わりつつありました。 高い山でキンランを撮影できるのは早くても5月20日過ぎと思います。 |
ギンラン(銀蘭) ラン科 キンラン属 |
キンラン(金蘭) ラン科 キンラン属 |
|