徒然なるままに2020年12月の野山の記録№1 赤星山でも霧氷     
 12月になりました。 
 登山道整備も一通り終わったはずが、落石が発生して登山道が壊れたり、橋も湿気で数年でがたつきが出ます。
 いろいろな山に登りたくはあるがこの季節は赤星山の登山道整備が多くなります。
 11月末からは標識整備や橋の補修などで週に4日程度赤星山に通っています。
 先日赤星山で遭難騒ぎがあったようで、その後登山道を歩くと昔の道との分岐などには大きな木を横たえ、テープをこれでもかと張っています。
 従来からいくらか迷わないように枯れ木などで通れなくしていたのですがここまでしなければいけないのか情けなくなります。
 写真中央部の【登山口】案内表示は遭難騒ぎを聞き急遽作って貼り付けたものです。
 最近は赤星山にも年間を通して多くの人が来てくれるようになりました。 ありがたいことです。
 だが赤星山の野田からの登山道は多くの滝や玉簾(滝のように苔の上を水が流れている)等で写真を撮る事に時間を費やすことも多く、山頂まで
 コースタイムで3.5時間、休憩や写真撮影を考え4時間とすると、8時に出て12時山頂に着くのが普通の登山者のペースと思います。
 もちろんコースタイムの半分で歩く人もいるようです。 自信があるのか昼近くから登り始める人もいるようです。
 このコースは植林地もあり、手入れも行き届いていないところは早くに暗くなります。 遅く出発するとヘッドランプも必要になります。
 早めの出発、早めの下山は登山者のマナーではないでしょうか? これ以上赤テープをつけなくて良い登山をお願いしたいと思います。
 なお赤星山の登山道整備はボランティアです。 標識など材料も、作業も個人の善意で持ち出しになります。
 整備している有志は百名山を始め多くの山にお世話になりその恩返しと思って、空いた時間を登山道整備に費やしています。
 もし、登山道で見かけましたら気楽に声をかけてください。

登山道ここまでしないと間違うのか?

先週に設置した豊受山の赤星山標識

豊受山の霧氷

豊受神社の上の枯れ草にも霧氷が!
 毎日のように赤星山の登山道整備をやっていると体力維持には役に立っているようだ。
 ただ山歩きの能力確認も少しはしないとと思い未だ登ったことのない山を選んで歩く。
 今回は早明浦ダムの近くにある鎌滝山に登ってみた。 
 標高もそれほどではなく、登り2時間ほどと楽に思い登ったが、一部ではあるが急登も、岩場もあり、落ち葉ですべり慎重に歩く必要があった。
 厳しいところは短い距離ではあるが落ち葉の多い今の季節は中級者用の山と思えた。
 登山口には写真のような登山者記帳場が設置されている。

登山者記帳場 ガラス戸を開けてノートに記入

鎌滝山山頂は狭いがゆっくり休むことができた。
 12月15・17日今年一番の冷え込みに滝の氷結観測と水場の上の登山道にロープを取り付けようと赤星山へ。
 15日はタカちゃん新道分岐まで上がったが、粉雪が降り始めて登頂中止。
 17日やっと水場の上にロープ取り付けることができた。
 ただロープ取り付け場所がやや上になったことでロープの長さが不足してしまった。
 少しだが雪が積もっていたので作業が困難で有ったこともあり、次回少しロープを持って行って補修する必要ができてしまった。

4番橋補修済み

5番橋補修済み

6番橋掛け替え計画中

7番橋補修済み

機滝 一部小さいつららが見られる。

玉簾手前の岩場 つららが発達

玉簾 ほとんど変化なし

タカちゃん新道水場 一部氷結 まだ真冬ではない
 12月19日 9時過ぎて家事が一段落し、土曜日の高速割引を使用西条まで走る。 
 寒風山登山口は薄く雪をかぶった状態。 ここは始めから急登であり、4本爪の軽アイゼンを付けて歩き始める。
 途中でスニーカーで登るパーティに会う。自分は安全にと12本爪アイゼンにピッケルまでも持って歩いているが、あまりにも雪山を
 軽視していると心配になる。
 霧氷はいつものように桑瀬峠から寒風山にかけてすばらしく発達。 青空をバックに見たかった霧氷であるがこれでも今年最高であった。

 21日先日取り付けた赤星山のロープ短かったため補修しに登った。 
 これで今年の赤星山登山道補修は終了になると思うが、途中にも登山道補修必要なところは多く見られた。

寒風山登山道から伊予富士方面。

霧氷のトンネル手前から寒風山

霧氷のトンネル内の霧氷

ブナの木に着く霧氷と笹に着く雪