徒然なるままに2019年6月の野山の記録№2 花の確認失敗     
 6月12日 今年は【ギンランとササバギンランの違いをはっきり確認すること】を目的に銅山峰にはよく通いました。 
 しかし、通っても2種の花の中間的な花があったり、花柄の毛があるはずがあまりにも小さくはっきりと確認出来なかったりで課題を残してしまいました。 
 ふと気がつくと銅山峰までは歩き、トサノミツバツツジ等の確認はしていますが、【アカイシミツバツツジとツルギミツバツツジの違い確認】の為西赤石山に
 登らなければならなかったのを忘れていました。 やっとこの日に西赤石山へ登ります。
 銅山峰~西赤石山の間は三つ葉躑躅のトンネルがあるはずが咲き残りの最後の一輪がやっと見つかっただけです。
 ここの花はアカイシミツバツツジと思っていましたが、アカイシミツバツツジの特徴である葉柄に毛が無いはずが、写真のように多くの毛が生えています。
 又来年確認の必要が出来てしまいました。

子房には毛が生える。

花柄にも毛が密生する

葉は菱形状円形 長さ4~7×幅3~5㎝ 3枚が輪生

葉柄に茶褐色の毛が密生するのはツルギミツバツツジ

久しぶりの西赤石山山頂

サワギク(沢菊)  キク科 キオン属

ジガバチソウ(似我蜂草) ラン科 クモキリソウ属

ツガザクラ(栂桜) ツツジ科ツガザクラ属

コバノフユイチゴ(小葉の冬苺) バラ科 キイチゴ属

コメツツジ(米躑躅) ツツジ科 ツツジ属

キバナツクバネウツギ(黄花衝羽根空木) スイカズラ科ツクバネウツギ属

タンナサワフタギ (耽羅沢蓋木) ハイノキ科ハイノキ属

ギンラン(銀蘭) ラン科 キンラン属

フユイチゴ(冬苺) バラ科キイチゴ属
 6月13日以降も梅雨入りしません。 いつもなら梅雨真っ盛りの6月25日でも快晴です。
 雨の季節が始まる前にと四国中央市近くの山から、この時期に毎年出かける稲叢山・瓶ヶ森など毎日のように歩きます。
 今年はラン科の花は咲くのが遅れているようで、昨年同時期に咲いていた花がまだ葉が出始めた状態であったり、花の痕跡が見えない花もありますが
 晴天が続く気候が我々には山歩きに良くとも、花にはいつもの様に雨が降らなくてはすくすく伸びる事ができないのかもしれません。

カキラン(柿蘭)  ラン科 カキラン属

ヒロハヘビノボラズ(広葉蛇上らず)  メギ科 メギ属

キバナノコマノツメ(黄花駒爪)  スミレ科 スミレ属

コケモモ(苔桃)  ツツジ科スノキ属

ユキワリソウ(雪割草)  サクラソウ科 サクラソウ属

イヨノミツバイワガサ(伊予三葉岩笠)  バラ科 シモツゲ属

ヤマトウバナ(山塔花) シソ科 トウバナ属

コナスビ(小茄子) サクラソウ科オカトラノオ属

ベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬) ボタン科ボタン属

ギンリョウソウ(銀竜草) イチヤクソウ科ギンリョウソウ属

ミゾホオズキ(溝酸漿) ゴマノハグサ科ミゾホオズキ属

ハンカイソウ(樊会草) キク科 メタカラコウ属

モウセンゴケ(毛氈苔) モウセンゴケ科モウセンゴケ属

イシモチソウ(石持草) モウセンゴケ科モウセンゴケ属

ウツボグサ(靫草) シソ科 ウツボグサ属

ドクダミ(毒矯) ドクダミ科ドクダミ属

オオヤマレンゲ(大山蓮華) モクレン科モクレン属

ツマトリソウ(褄取草) サクラソウ科ツマトリソウ属

コヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅) ツツジ科 ヨウラクツツジ属

ニシキウツギ(二色空木) スイカズラ科タニウツギ属

ウメガサソウ(梅笠草) イチヤクソウ科ウメガサソウ属

クモキリソウ(雲切草) ラン科 クモキリソウ属

ジガバチソウ(似我蜂草) ラン科 クモキリソウ属

ジガバチソウ 左の花のすぐ近くで咲いているが色が違う