徒然なるままに2018年5月の野山の記録№4 新花を求めて近くの山巡り     
 5月18日 久しぶりに黒沢湿原へ。 クモキリソウなど咲いているかと探したが未だ蕾の物が少しあるだけ。
 群生地でない所で、早くもトキソウが咲いていた。
 黒沢湿原ではいつもは移植された物と思われるキンランが見られたが、今年は影も形もない。 盗掘されたのか心配になる。

トキソウ(朱鷺草) ラン科トキソウ属

トゲアザミ(刺薊) キク科 アザミ属
 5月20日 晴天が続く。 西赤石山のアケボノツツジも今年は終わったので、人も少なかろうと銅山峰を目指す。
 日浦の登山口駐車場は8時に着いたときには満杯。 離れた道路脇に駐車。 準備している間にも続々と車が到着する。
 この日の目的はギンラン。 この登山道には昔からたくさん生息していたのが最近はほとんど見られなくなっている。
 少々脇道によっても探そうと意気込んでいくが、今年はいくらでもある。 拍子抜けする程で、中にはササバギンランも混じる。

アカモノ(赤物) ツツジ科シラタマノキ属

ツガザクラ(栂桜) ツツジ科ツガザクラ属

ルイヨウショウマ(類葉升麻) キンポウゲ科ルイヨウショウマ属

ササバギンラン(笹葉銀蘭)  ラン科キンラン属
 5月21日 久しぶりにナンゴクウラシマソウを確認に国見山へ。
 もう少し早ければ、シコクカッコソウやクマガイソウにも出会える山だが、今回は新しい花を求めて寄り道を続ける。
 以前ナンゴクウラシマソウがあった所では何も見つからず、他の所で群生しているのを発見。 いろいろと探したが結果新しい花は見つからず。

オオハンゲ(大半夏) サトイモ科ハンゲ属

ナンゴクウラシマソウ(南国浦島草) サトイモ科テンナンショウ属

コミヤマスミレ(小深山菫)  スミレ科スミレ属

ホンシャクナゲ(本石楠花) ツツジ科ツツジ属
 5月24日 赤星山は久しぶりに南側の林道を走る。 所々大きな石が落ちている、車が通れるほどに動かしているのか何とか登山口まで走行できた。
 ここからいろいろと鉄塔保守道などを歩きながら花を探すが、結局新しい花は見つからず。

フタリシズカ(二人静) センリョウ科センリョウ属

ヤブウツギ(藪空木) スイカズラ科 タニウツギ属

コツクバネウツギ(小衝羽根空木) スイカズラ科ツクバネウツギ属

カタクリ(片栗) ユリ科カタクリ属 花も終わり結実

ホンシャクナゲ(本石楠花) ツツジ科ツツジ属

コケイラン(小蕙蘭) ラン科コケイラン属