徒然なるままに2017年7月の野山の記録№2 赤石山縦走から石立山まで     
 7月13日 瓶が森から台が森へ
 ここには多くの花が咲く。 天気をそれほど気にしなくても歩く距離が短いが、足下が少々濡れるのは覚悟が必要。

オオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草)ラン科ツレサギソウ属

ホザキイチヨウラン(穂咲一葉蘭) ラン科 ヤチラン属
 7月15日 休日なので多くの人が歩いていると、少し厳しい赤石山系の縦走に。 日浦登山口から筏津登山口まで自転車で。
 赤石山荘では何かの記念日になるようで行事の準備中だった。
 銅山越えに近づく頃に、大粒の雨が降り出しザックカバーと傘で何とかしのぎながら下山。

前赤石山の岩場を振り返る。

オトメシャジン(乙女沙参) キキョウ科ツリガネニンジン属

ウバタケニンジン(姥岳人参)  セリ科 シシウド属

シコクギボウシ(四国擬宝珠) ユリ科 ギボウシ属

コウスユキソウ(小薄雪草)  キク科 ウスユキソウ属

イワキンバイ(岩金梅) バラ科 キジムシロ属

ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草)  ユリ科 シュロソウ属

ケアクシバ(毛あくしば) ツツジ科 スノキ属
 7月19日 天気見ながら赤石山と銅山峰に花を探しに行く。  以前に葉だけを見つけ注目していたものはヒナランだった。

マルバイチヤクソウ(丸葉一薬草) イチヤクソウ科 イチヤクソウ属

ヒナラン(雛蘭) ラン科 ヒナラン属
 7月23日 ここは厳しいと登山者が見込める休日に登った石立山。 なぜか登山者無く、合うのは蛇ばかり。天気のせいかマムシが多かった。
 登山道は雨で流されているのか足跡一つ見つからなく、前回の登山に比べて非常に歩きにくい状態であった。 途中で雷と大粒の雨に遭遇。 雨具を着るまもなくびしょ濡れに!
 下山は徳島側へ。 四つ足トンネルは自転車で走ってもゾッとするような怖いトンネルで厳しい山で疲れた身体に響く車の轟音を聞きながら抜ける。
 体力もほとんど残っていないためほんの少しの登りになる駐車場近くでは自転車も押して歩いた。

登山口の橋

石灰岩の尾根を登る。 ここでは未だ雨には遭っていない。

ウチョウラン(羽蝶蘭) ラン科 ウチョウラン属

イシダテクサタチバナ(石立草橘) ガガイモ科 カモメヅル属

アオベンケイ(青弁慶) ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属

キバナノショウキラン(黄花の鐘馗蘭)ラン科ショウキラン属
 7月28日 平地は快晴だが山は雨の多く、雨具が手放せない日が続く。
 高知の奥白髪山に登ろうと富郷まで走ると白髪トンネル近くで通行止めとのこと、仕方なく大永山トンネルから笹ヶ峰登山道を歩く。
 縦走路に入ってすぐ鉄塔補線路が上に続いているので其所に侵入。 地図には北側に道がありそうでピークから北側に下りる。
 しっかりしたハシゴが有りここを降れば比較的広い横道有り。 ここを東へ歩く。
 林道として作られた道らしいが崩落が激しく、ガレ場の上をこわごわ歩く所が多い。

ウバユリ(姥百合) ユリ科 ウバユリ属

鉄塔補線路から北へ下ると広い道としっかりしたハシゴが!

大きく崩落した所、上部を何とか通過できた!

コケオトギリ(苔弟切) オトギリソウ科 ヒメオトギリ属
 7月30日 今日も蒸し暑い。 距離の短い寒風山は遅くに出発したので下山中の登山者によく合う。 「暑いですね」が挨拶。
 1時近くに山頂に着くとやや曇りかけてきた。 下から涼しそうなガスが吹き上がってくる。 でも湿度は高い、やはり暑い。

山頂から歩いてきた登山道を見る、昼過ぎるとガスに隠れ始める。

桑瀬峠から雲の中の寒風山を振り返る。

シモツケソウ(下野草)

ミヤマガンピ(深山雁皮)

コオニユリ(子鬼百合)

イヨフウロ(伊予風露)

タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)

ミヤマカラマツ(深山唐松)

スダレギボウシ(簾擬宝珠)

イシヅチボウフウ(石鎚防風)

ホツツジ(穂躑躅)

タカネオトギリ(高嶺弟切)

ナンゴククガイソウ(南国九蓋草)

ツルギハナウド(剣花独活)