徒然なるままに2015年9月の野山の記録№1 急遽北海道へ     
 【氷ノ山】    9月5日  前々から気になっていた山、氷ノ山に登る。
 四国から夜中に走れば日帰り可能な山ですが、そこは雪国、熊に注意の看板と、雪に耐える避難小屋の屋根、そして笹や木も根元から曲がる状態を見て納得。

氷ノ山山頂にある避難小屋

下山道の木は根元で曲がっている。
 【八甲田山】   雨が続き 9月8日八甲田山が二つ目の山になった。 半分ぐらい登ったところから風が強くなり山頂では強風と雲の中で早々に下山。
 紅葉には少し早いが、毛無岱を歩く。ここまで下りてくると風も弱まる。

仙人岱は初夏には花が多いところ。

八甲田山山頂部は見晴らしも人も無し。風激しくストックで身体を支える。

山頂から大岳鞍部避難小屋へ、ここは風裏でガスも切れている。

毛無岱の草紅葉、晴天なら光り輝くかも!
 大間から函館へフェリーで渡るが天気悪く雲間の羊蹄山を見ながら大雪山方面へ。 これぞ北海道と言うべき富良野と美瑛を見ながら走る。

花は綺麗、山には強風が吹き荒れ独特の雲がかかっている。

美瑛の丘
 【大雪山】  11日は天気回復でやっと北海道一つ目の大雪山に。 昨日は強風でロープウエイも動かなかったが当日は風も弱まり多くの登山客がロープウエイへ。
 今も噴煙を上げる旭岳に向かって歩く気持ちよさ。 これぞ北海道の雄大なる山!

旭岳に向かう道を歩き始める。

旭岳山頂から噴煙と多くの人が歩くハイキングロードを見下ろす。

 まだ9月前半だが紅葉前線は確実に到来。

ロープウエイからの紅葉も綺麗。
 【十勝岳】   13日も朝十勝岳登山口まで行ったが強風、登り始める人もいるようだが、天気予報も良くないので断念。
 天候良くなり十勝岳に登れたのは14日。 

溶岩の流れた後か?傾斜は緩いが植物も少ない登山道。

噴石散らばる山頂直下の道

十勝岳山頂トムラウシなどの山々が見える。

 十勝岳山頂部から続く生物の見えない火山の作る地形
 【雌阿寒岳】   15日はトムラウシ山を予定し、短縮登山口へ急いだが、林道でプリウスが底を擦り登山口近くまで行ったがあきらめて撤収。
 道東方面へ走る。 雌阿寒岳は火口周辺立ち入り禁止で7合目までしか登れないが、周辺の景色も見たく7合目の立ち入り禁止ゲートまででも登山。

オンネトーと雌阿寒岳の朝

アカエゾマツの森、木の根の上を歩く。

これぞ北海道、自然しか目に入らない。

あと少しだが火口周辺入山禁止。
 【斜里岳】   16日は斜里岳へ。 登山道は途中から川に沿って、渡渉を繰り返しながら登る。 ここの渓はコケも無く全く滑らない石で安心して渓には入れる。
 一部鎖場もあるが、足場が岩の場合が多く、赤テープを見失わないように気をつけて歩く。 
 帰りは熊見峠経由、雲中で強風が吹くなか稜線を歩いていると二回ほど熊を想像させる強烈な動物の臭いが! 熊を見ることは無かったが。

一部ヘツリもあるが危険なところは少ない。

滝が多いが、そのよこの斜面が登山道になっている。

こんな所も登山道、滑らないので安心して登れる。

何も無い・何も見えない斜里岳山頂部。
 【羅臼岳】   17日天気予報は雨、先に延ばしても良くならないようで登山強行、途中から雨が降り出し早めのレインウエアー着用、カメラはザックの中に。 
 弥三吉水通過する頃から先行登山者が次々と降りてくる。上は強風らしい。銀冷水を超えあと少しで羅臼平まで来たが強風とガスで前も見えないしすごく寒い。
 今回の旅初めての花の咲く所に遭遇したが、強風とガスが吹き付けたレインウエアーから飛び散る水滴は大雨のようになり、カメラを出すとあっという間に濡れる。
 数枚撮影したがいい写真は一枚も無かった。このときは防寒ほかの装備も余裕があったがレインウエアーを着用していても9月に寒くて震える経験は貴重であった。
 トムラウシ山の遭難もうなずける寒さで、このときは羅臼平を目前にして撤収した。

水の流れていない大沢、一部雪渓も残る。

この岩陰で防寒着追加しようとしたが風が回り込み断念。

アルプスでは7月に見たコケモモもここでは今咲いている。

岩陰に高山植物も咲くがカメラを長くは覗けない。
 【羊蹄山】  北海道の百名山9つの内羊蹄山に登っても6山、あと3山は今回あきらめる。 
 元々花を求めての山旅であったが、来るのが遅かったのと今年は例年より天気が悪く停滞した日が多くなった、さらに花に会えなくなった為に我が一生のうちに
 もう一度北海道を歩く事を誓い20日の羊蹄山を最後に北海道を離れることにした。
 羊蹄山への登りは全く視界効かず。 山頂稜線は強風と雲のなか。 それでも帰り途中からは青空も見えた。

羊蹄山山頂は見晴らし無し、風裏になり弁当は何とか食べられた。

ハイマツが多い9合目付近、紅葉も終わりか?

帰りの途中からはニセコのホテル街が見える。

トドマツカラマツの林の中を歩く。はじめはなだらか!
今年は例年に無く天候が安定しない年だったようでほとんど曇りや雨の中。