徒然なるままに2015年7月の野山の記録№5 広河原から北岳へ登る     
 【北岳へ】  天気ばかり気にしていたら北岳に登れなくなる。 7月28日の昼前に芦安の駐車場へ。
 案内所の担当者と話するうちに、今ならバスに乗って広河原に行きテントを張って明日に備えることができると判断。
 山小屋泊まりの装備を急遽テント泊装備に変更し、バスに飛び乗る。 こんな事してたらいろいろ忘れる物で軽アイゼンとポリ袋などいくつかを詰め忘れる。
 広河原テント場でテント設営後山荘前へ行くと見たことのある人たちがくつろいでいる。 「まさか」と思いつつ声をかけると赤星山でいつも会う篠原さん一行。
 偶然とは不思議な物で、彼らが来ることも知ら無かった為に、自分が予定通り先週登っていたら、あるいは30日早朝のバスで来ていたら会えないところだった。

日光華厳滝見物後南アルプス市へ移動

野呂川の吊り橋を渡ると広河原山荘

広河原山荘へテント設営

偶然会った四国中央市の知人
 7月29日朝4時50分歩き出す。天気見ながらだが二股から八本歯のコル経由北岳山頂への予定で歩き出したが、気がついたときには白根御池コースに入っていた。
 まだ引き返すこともできるが軽アイゼンを車に忘れてきたことが気になっていたこともあり雪渓の無いコースをこのまま進むことにした。
 山頂では富士山が見えるのを期待して2時間も待っている夫婦もいたが、山頂で昼食後すぐ下山開始。
 持病の膝の故障が気になるため、下りもハシゴの続く八本歯のコルは敬遠して右俣経由で下山した。
 重いので三脚を持たずに登ったのを後悔したほど初見の花が多く、見落とした花も多そう。

尾根を黙々と登る。

白根御池小屋。ここから花が多くなる

草すべりは花が多い。楽しい!

小太郎尾根を超えると岩稜帯

肩の小屋では何も見えない

北岳山頂、晴れるのを待つ人たち

帰りの肩の小屋、少し見える様に

ここから右俣コースへ

右俣コースを下る。

二股、このあたりも花が多い。

大樺沢に沿って下る。知った花多い

朝間違えた分岐へ帰ってきた。

 タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露) フウロソウ科 フウロソウ属

 シロバナグンナイフウロ(白花郡内風露) フウロソウ科 フウロソウ属

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花) キンポウゲ科 キンポウゲ属

ハクサンイチゲ(白山一花、白山一華) キンポウゲ科 イチリンソウ属

チョウノスケソウ(長之助草) バラ科 チョウノスケソウ属

タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子) キク科 ヤマハハコ属

イワベンケイ(岩弁慶) ベンケイソウ科 イワベンケイ属

ハハコヨモギ(母子蓬) キク科 ヨモギ属

タイツリオウギ(鯛釣黄耆) マメ科 イワオウギ属

イワオウギ(岩黄蓍) マメ科 イワオウギ属

ミヤママンネングサ(深山万年草) ベンケイソウ科 マンネングサ属

アオノツガザクラ(青の栂桜) ツツジ科 ツガザクラ属

 オオバスノキ(大葉酢の木) ツツジ科 スノキ属

コケモモ(苔桃) ツツジ科 スノキ属

コバノコゴメグサ(小葉の小米草) ゴマノハグサ科 コゴメグサ属

北岳に咲くコゴメグサは1種類と言うが左の写真とは色が違う

エゾシオガマ(蝦夷塩釜) ゴマノハグサ科 シオガマギク属

セリバシオガマ(芹葉塩竈) ゴマノハグサ科 シオガマギク属

ヨツバシオガマ(四葉塩釜) ゴマノハグサ科 シオガマギク属

タカネシオガマ(高嶺塩釜) ゴマノハグサ科 シオガマギク属

イワツメクサ(岩爪草) ナデシコ科 ハコベ属

タカネツメクサ(高嶺爪草) ナデシコ科 タカネツメクサ属

ミヤマミミナグサ(深山耳菜草) ナデシコ科 ハコベ属

シコタンソウ(色丹草) ユキノシタ科 ユキノシタ 属

イワギキョウ(岩桔梗) キキョウ科 ホタルブクロ属

チシマギキョウ(千島桔梗) キキョウ科 ホタルブクロ属

テガタチドリ(手形千鳥) ラン科 テガタチドリ属

ハクサンチドリ(白山千鳥) ラン科 ハクサンチドリ属

ウメバチソウ(梅鉢草) ユキノシタ科 ウメバチソウ属

センジュガンピ(千手岩菲) ナデシコ科 センノウ属

クロユリ(黒百合) ユリ科 バイモ属

シラネヒゴタイ(白根平江帯) キク科 トウヒレン属