2015年5月の野山の記録№3 高山にも花咲く頃です。 |
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5月22日 3日連続で晴天だが用事で出られなかった。 明日から雨の予報でこの日しか無い。
例年ならば6月に入って登る手箱山に行ってみる。 土小屋からはほとんどの人は石鎚山のようで、一人寂しく岩黒山方面へ。
今年は特に花が早かったのは分かっているがここでは少しくらいアケボノツツジが見られると思ったが期待外れ。
ゴヨウツツジは手箱山では咲き始めだが、筒上山では1本だけ開花確認。 |
岩黒山登山道から見る石鎚山、近くは新緑だが石鎚山は岩の色だけ |
岩黒山山頂から見る愛媛・徳島の山々。 剣山も確認できる! |
シャクナゲ(石楠花) ツツジ科 ツツジ属 |
ゴヨウツツジ (五葉躑躅) ツツジ科 ツツジ属 |
アケボノツツジ(曙躑躅) ツツジ科 ツツジ属 |
ヒカゲツツジ(日陰躑躅) ツツジ科 ツツジ属 |
オオカメノキ(大亀の木) スイカズラ 科ガマズミ属 |
例年もっとたくさんのアケボノツツジが見られるが、木に残っていたのは
写真の1輪のみ、例年ならば5月末でも見られるのだが。
シャクナゲは早すぎたのか、この花しか確認できなかった。
ヒカゲツツジはまだ残っていても良いのに、写真の木のみ。
シロヤシオは筒上山には木は多いが咲いているのは1本のみ
手箱山の山頂近くで日当たりの良いところでは咲き始めているが!
今年は赤星山のカタクリやツナクリ山や西赤石山のアケボノツツジも
開花が特に早く、何処もが一度に咲き始め早くに散ってしまった。
異常気象の影響か?
筒上山にはトウカイスミレもありそうだが、側弁の基部に毛が多いので
ヒメミヤマスミレ、斑入りなのでフイリヒメミヤマスミレとした。
フモトスミレの可能性も残る。
ユリワサビもそうだと思うが近いうちに図書館通いの必要がありそう。 |
ユリワサビ(百合山葵) アブラナ科 ワサビ属 |
シコクハタザオ(四国旗竿) アブラナ科 ヤマハタザオ属 |
ヒメエンゴサク(姫延胡索) ケマンソウ科 キケマン属 |
ナツトウダイ(夏灯台) トウダイグサ科 トウダイグサ属 |
イワセントウソウ(岩仙洞草) セリ科 イワセントウソウ属 |
シロバナエンレイソウ(白花延齢草) ユリ科 エンレイソウ属 |
ヤマシャクヤク(山芍薬) ボタン科 ボタン属 |
フイリヒメミヤマスミレ(姫深山菫) スミレ科 スミレ属 |
ウナヅキツクバネソウ(頷衝羽根草) ユリ科 ツクバネソウ属 |
ヨコグラツクバネ(横倉衝羽根)ユリ科 ツクバネソウ属 |
ヒメキリンソウ(姫黄輪草) ベンケイソウ科 キリンソウ属 |
アオベンケイ(青弁慶) ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属 |
5月26日 朝10時までは家の用事で出られず。 あまりにも天気が良いので一日待てずに皿が峰へ。
先日みつけたが、まだ開花していなかった花を確認に。 残念ながら花が終わったのか、誰かに切り取られたのか茎から上が無くなっていた。
この花を確認するために四国中央市から皿ヶ峰まで来たのに! |
オカタツナミソウ(丘立浪草) シソ科 タツナミソウ属 |
クワガタソウ(鍬形草) ゴマノハグサ科 クワガタソウ属 |
コバノフユイチゴ(小葉の冬苺) バラ科 キイチゴ属 |
ギンリョウソウ(銀竜草) イチヤクソウ科 ギンリョウソウ属 |
コケイラン(小蕙蘭) ラン科 コケイラン属 |
オオキヌタソウ (大砧草) アカネ科 アカネ属 |
5月28日 松山のMTさんに前に話していた花が咲いたと連絡いただき、再度皿が峰へ。
一昨日に切り取られた花は多くの人が見に来たようで、途中で会った人にも「咲いてましたか?」と声をかけられたが「残念でした」という他なく、
一人の軽い気持ちで花を切り取った人の影響は何十人にも及ぶことは分かって行動してほしいと思う。
私も最近は貴重な花を見つけてもここに写真をアップすることは避けるようになっている。 残念だが自分のせいで花が盗掘されるのは避けたいと思うため。
MTさんに連れて行ってもらった所にも貴重な花があったが、紹介したい気持ちより保全したい気持ちが強くなっている。
林道上でアケボノソウらしきものが咲いていた。 秋の花なのでおかしいとは思うが調べてもこのような特徴のある花は他にありそうに無い! |
コツクバネウツギ(小衝羽根空木) スイカズラ科 ツクバネウツギ属 |
ルイヨウショウマ(類葉升麻) キンポウゲ科 ルイヨウショウマ属 |
シロバナハナニガナ(白花花苦菜) キク科 ニガナ属 |
アケボノソウ(曙草) リンドウ科 センブリ属 花期9~10月だが?? |
ウマノアシガタ(馬の足形) キンポウゲ科 キンポウゲ属 |
ミミナグサ(耳菜草) ナデシコ科 ミミナグサ属 |
ミズタビラコ(水田平子) ムラサキ科 キュウリグサ属 |
ジシバリ(地縛り) キク科 ニガナ属 |
5月30日 家の用事終了後、10時過ぎて行ける山は赤星山。
先日届いた45Lのザックのテストをするために! テントや水も3L程詰めて約14kgの荷物になるがこれを山に担ぎ上げることができるのか?
カメラの予備は除き、三脚も持たずに歩いてみる。 遅くに出発で今回は登山口から千丈の滝までの標高差約700mを歩いてみた結果。
穂高登山の涸沢キャンプ場ならば何とか歩けそうだが、北岳に担ぎ上げるのは我が体力では無理のように思った。
花は写真の他にナベワリやヒメウツギ・フタリシズカなどいろいろな花が咲いている。
当日はこの季節には珍しく駐車場は満杯、半分は岩登りの練習をしている人たちのようだ。 |
マルミノヤマゴボウ(丸実の山牛蒡) ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属 |
マルバウツギ(丸葉空木) アジサイ科 ウツギ属 |
新緑の機滝 |
ナルコユリ(鳴子百合) ユリ科 アマドコロ属 |
サワギク(沢菊) キク科 サワギク属 |
ヤブウツギ(藪空木) スイカズラ科 タニウツギ属 |
ミゾホウズキ(溝酸漿) ゴマノハグサ科 ミゾホオズキ属 |
クルマムグラ(車葎) アカネ科 ヤエムグラ属 |
久しぶりに千丈の滝の下に降りてみた。大きな石ばかりで歩くのは大変 |
ヒメレンゲ(姫蓮華) ベンケイソウ科 キリンソウ属 |
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