徒然なるままに2019年10月の野山の記録№2 里山の秋の花は遅くまで     
 10月20日 天気ははっきりしないが少しでも身体を動かしたくて午後の2時前に金見山へ。
 藪漕ぎ覚悟で長靴と作業着姿でハイキング。
 標高が低いためか、まだまだ花が多い。
 登山口すぐに久しぶりに見るコウヤボウキ、ヤクシソウも咲いている。 足跡はあるが所によっては藪漕ぎが必要なのはいつもの通り。
 他にもシロヨメナ他も咲いている。
 近日の冷え込みで低い山だが木によっては紅葉が始まっていた。 もう1500m越えるような山は紅葉が進んでいるとは思うが天気が定まらない。
 今年は高山の鮮やかな紅葉は見られないかもしれない。

金見山山頂部を目前に

木の合間に四国中央市の工場群が見える。

ヤクシソウ(薬師草)キク科 オニタビラコ属

マルバヤハズソウ(丸葉矢筈草) マメ科ヤハズソウ属

コウヤボウキ(高野箒) キク科コウヤボウキ属

ツリガネニンジン(釣鐘人参) キキョウ科ツリガネニンジン属

ツルリンドウ(蔓竜胆) リンドウ科ツルリンドウ属 赤い実に

シラヤマギク(白山菊) キク科 シオン属

アキノタムラソウ(秋の田村草) シソ科アキギリ属

アキノキリンソウ(秋の麒麟草) キク科アキノキリンソウ属
 10月22日 洗濯などの家事を済ませた頃、祭日で休みの息子が「今日一日家にいるから山に行っても良い、洗濯物の取り入れなどはやるから。」
 9時近くからの出発なので、時間の読める梶が森へ。
 ここには幾らか花が残っているがその分紅葉がまだまだのようだ。

唯一の難所ゴロゴロ八丁、最近の台風や大雨のせいか荒れ気味

大きなアンテナの林立する梶が森山頂

センブリ(千振) リンドウ科 センブリ属

アキノキリンソウ(秋の麒麟草) キク科アキノキリンソウ属

マムシグサ(蝮草) サトイモ科テンナンショウ属

リンドウ(竜胆) リンドウ科 リンドウ属

タンポポ 苔の中から花だけが出ていました。

ウメバチソウ(梅鉢草) ユキノシタ科 ウメバチソウ属

シコクママコナ(四国飯子菜) ハマウツボ科ママコナ属

ケシロヨメナ(毛白嫁菜) キク科 シオン属

  梶が森からの帰りに大歩危駅を出発しようとしている電車が目に入る。
  見たことの無いデザインの車両でコンビニに寄るついでに吉野川対岸を
  走る電車を撮影。
  帰ってから調べると新しく出来た観光列車で
     『四国まんなか千年ものがたり』
  鉄橋が吉野川を渡る所では低速で運行している。
 10月23日 昨日梶が森へ行ったばかりだが、天気は今日一日保ちそうで明日からは下り坂。
 赤星山に設置した花名札もそろそろ花が終わっている頃。 花の無い所に案内表示はおかしくなるので取り外しに行く。
 平日であるが地元の祭りであるためか数組のパーティが登っている。
 登山が目的では無いが、花名札外しながら登ると、昼過ぎにシャクナゲ尾根に到達。 この辺りも紅葉にはまだ早い。
 山頂までは標高で100m以下の所ではあるが 帰りに千丈滝ルートに残る花名札を回収しながら帰らなければならないのでここで引き返す。
 赤星山にも幾らかは花が残っている。 テバコモミジガサのように花期が9月迄の花でも今年は未だに見られる。
 一番元気なのはジンジソウ。 標高600m位から上の登山道脇には元気に咲いている。
 今回花名札を完全に回収する予定だったがジンジソウだけは次回紅葉の確認に登るときに取り外すことにする。

オオヤマハコベ(大山繁縷) ナデシコ科 ハコベ属

アサマリンドウ(朝熊竜胆) リンドウ科 リンドウ属

テバコモミジガサ(手箱紅葉傘) キク科 コウモリソウ属

シロヨメナ(白嫁菜) キク科 シオン属

ジンジソウ(人字草) ユキノシタ科 ユキノシタ属

アキチョウジ(秋丁字) シソ科 ヤマハッカ属