2019年8月の野山の記録№1 東北北陸遠征 |
|
例年のように梅雨明けを待っていたら7月27日になってしまった。 四国は梅雨明けしたが東北地方は?
今年は待っている余裕が無く、27日土曜日に車で福島県の尾瀬御池登山口まで約1000kmを一気に走る。
目的地に近づくにつれ豪雨で前も見えなくなる。 夜間も豪雨が続き登山をあきらめていたが、28日の朝方になり団体のバスも到着、多くの登山者が準備を始める。
それを見て燧岳登山は翌日にするが、燧裏林道を尾瀬ヶ原まで雨の中歩いてみることに。
29日は燧岳登山、朝は良かったが午後大雨。
30日ロープウエイを利用して谷川岳に、 山頂で花の写真を撮っている最中に大雨に。 下山後3日分の濡れた衣類など洗濯。
31日苗場山へ、日帰りのため朝6時に出発、この日は初めて雨降らず、高原歩きを楽しんだ。
8月1日火打山から この旅初めてのテント泊。 だが日帰り用のザックからテント泊用に取り替えるときに中身の入れ替えを忘れた。
その為 虫除けスプレー、ヘッドランプなどの必需品も持っていない、山小屋で懐中電灯だけ借りることが出来たが何もかも不安になる。
8月2日妙高山へ。 ここまで休みなしで6日目の登山であること、昨日の装備忘れなどが重なり、無理して事故を起こさないうちにと
妙高山の山頂の見える大倉乗越で登山断念。 山頂を目の前に登山断念したのは初めてであった。
下山後高速道路SA で休みながら8月3日の昼には我が家に帰宅、大洗濯開始。 楽しかったが疲れた! |
|
7月28日
尾瀬御池駐車場と尾瀬御池ロッジ。
小やみになった雨をついて出発。
燧裏林道へ。
往復18㎞
途中に上田代・天神田代など花多い。
右は尾瀬ヶ原見晴らし。
水芭蕉は終わっているがキンコウカ・
ミズチドリ・トキソウ等咲いている。 |
|
|
7月29日
燧岳へ登山開始。
昨日多くの湿田で花を撮影したが、
燧岳の登りにも広沢の田代・熊沢の田代
あり、花の撮影に時間取られる。
途中雪渓が残っていたが容易に通過。
右端の写真は俎嵓から柴安嵓方向。
眺望を期待して柴安嵓へ登るが雲の中。
柴安嵓から下山途中大雨に遭う。 |
|
|
|
|
7月30日
谷川岳ロープウエイで天神平駅へ
途中からクサリやロープもある岩場に。
山歩き初めての若者が追い越して行くが
すぐ肩で息をしながら休んでいる。
途中から着いてこなくなったが?
トマの耳からオキの耳の間が私の出番
普通15分の所1時間かけ写真を撮る。 |
|
オキの耳で昼食を済ませトマノ耳へ。
登りにさしかかった所で大雨。
燧岳と同様に双耳峰の間で雨に遭う。 |
7月31日
苗場山日帰り登山
町営第二リフト駐車場から和田小屋へ
コースタイム約8時間だがこの日は天気
に恵まれる。
このコースも湿原が途中に有るが、
神楽の峰と苗場山の間のお花畑がより
撮影ポイントが多い。
苗場山は山頂部は何処がピークか分か
らない平坦な湿原になっている。 |
|
|
途中にある雷清水は素晴らしい。
冷たくて、ここまでの疲れも、
ここからの苗場山への登り返しも
気にならなくなるありがたい水場だ。
|
8月1日
麓の笹ヶ峰登山口から火打山へ
高谷池でテント泊し、明日妙高山の
登山予定だ。
テント泊地には飲料水はなく、途中で
水を補給して登るが、ザックが重い。
テント設営中、ヘッドランプなどの
忘れ物に気づく。
山小屋で懐中電灯借りて何とかしのぐ。 |
|
|
|
8月2日
黒沢池ヒュッテに荷物をデポし、
妙高山へ。
大倉乗越迄登る、ここ最近の連続山行と
昨日の装備忘れ等、気力体力の不足で
目的地を目の前にして撤退を決める。 |
|
|
黒沢池ヒュッテから高谷池黒沢分岐
迄は傾斜も少なく、花も多い。 |
花の多い梅雨明け一番の遠征。 写真撮影枚数約1000枚。 花の場合よく似ていても違う場合も多く、あとで確認出来るように多めには撮影するので
整理にはまだまだ時間が必要だ。
図書館から図鑑を借りてくるが、細かい分類はそれだけでは出来ず、ネットなども活用し少しずつ調べている。
花の名前がほぼ同定できた中から主な物をひょうじする。 |
ハクサンコザクラ(白山小桜) サクラソウ科サクラソウ属 |
ハクサンフウロ(白山風露) フウロソウ科フウロソウ属 |
キンコウカ(金光花) ユリ科 キンコウカ属 |
ツマトリソウ(褄取草) サクラソウ科ツマトリソウ属 |
ウサギギク(兎菊) キク科ウサギギク属 |
アズマギク(東菊) キク科ムカシヨモギ属 |
ミヤマタンポポ(深山蒲公英) キク科 タンポポ属 |
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花) キンポウゲ科 キンポウゲ属 |
ミヤマコウゾリナ(深山髪剃菜) キク科ミヤマコウゾリナ属 |
マルバダケブキ(丸葉岳蕗) キク科 メタカラコウ属 |
ミネウスユキソウ(峰薄雪草) キク科 ウスユキソウ属 |
ヤマハハコ(山母子) キク科ヤマハハコ属 |
キヌガサソウ(衣笠草) シュロソウ科キヌガサソウ属 |
ミヤマアキノキリンソウ (深山秋麒麟草) キク科 アキノキリンソウ属 |
ウスバスミレ (薄葉菫) スミレ科 スミレ属 |
イワイチョウ(岩銀杏) ミツガシワ科イワイチョウ属 |
ミツバオウレン(三葉黄蓮) キンポウゲ科オウレン属 |
ゴゼンタチバナ(御前橘) ミズキ科 ゴゼンタチバナ属 |
チングルマ(稚児車) バラ科ダイコンソウ属 |
チングルマの花が散った直後の穂。面白い姿をしている。 |
イワオトギリ(岩弟切) オトギリソウ科オトギリソウ属 |
ヒメアカバナ(姫赤花) アカバナ科アカバナ属 |
ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草) ツツジ科イチヤクソウ属 |
コイワカガミ(小岩鏡) イワウメ科イワカガミ属 |
ヨツバシオガマ(四葉塩竈) ハマウツボ科シオガマギク属 |
エゾシオガマ(蝦夷塩竈) ハマウツボ科シオガマギク属 |
タテヤマウツボグサ(立山靫草) シソ科ウツボグサ属 |
シロバナウツボグサ(白花靫草) シソ科ウツボグサ属 |
タカネナデシコ(高嶺撫子) ナデシコ科ナデシコ属 |
ヒメシャジン(姫沙参) キキョウ科 ツリガネニンジン属 |
コメツツジ(米躑躅) ツツジ科ツツジ属 |
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅) ツツジ科ホツツジ属 |
サンカヨウ(山荷葉) メギ科サンカヨウ属 |
ハクサンシャクナゲ(白山石楠花) ツツジ属シャクナゲ亜属 |
ウラジロナナカマド(裏白七竃) バラ科ナナカマド属 |
オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿) ハエドクソウ科ミゾホオズキ属 |
タテヤマリンドウ(立山竜胆) リンドウ科リンドウ属 |
ジョウシュウオニアザミ(上州鬼薊) キク科アザミ属 |
ヤグルマソウ(矢車草) ユキノシタ科ヤグルマソウ属 |
ワレモコウ(吾亦紅) バラ科・ワレモコウ属 |
|
|