徒然なるままに
2013年6月後半は、梅雨空が戻ってきた。 カラカラのダムも一息つくかもしれないが山歩きには障害。
花を求めて例年と同じところを集中登山。
 6月23日 先週東赤石山で会った人からの情報では稲叢山のオオヤマレンゲは今年は早い。 もう遅いかと思いながら稲叢山へ。 天気よくないが四国外からの車もある。
オオヤマレンゲ(大山蓮華) モクレン科モクレン属
ショウキラン(鍾馗蘭) ラン科ショウキラン属
 6月30日 天気予報では昼間に太陽のマークが、シコクギボウシはもう咲いているかと今月二度目の東赤石山へ。  山の天気は予報とは大違い。一日雨具離せず。
バイカウツギ(梅花空木)  アジサイ科バイカウツギ属
シコクギボウシ(四国擬宝珠) ユリ科 ギボウシ 花にはまだ早かった
石室越近くから八巻山方面。 一瞬雲が吹き飛ばされて山が見える。
ウバタケニンジン(姥岳人参) セリ科 シシウド属。 
コメツツジ(米躑躅) ツツジ科ツツジ属
シモツケ(下野) バラ科シモツケ属 開花はまだ先
イワキンバイ (岩金梅)  バラ科キジムシロ属
コウスユキソウ(小薄雪草)   キク科 ウスユキソウ属
タカネバラ(高嶺薔薇) バラ科 バラ属 二週間で早くも終わりが近い。
バイケイソウ(梅尅吹j ユリ科シュロソウ属
東赤石山には絶滅危惧種の植物が多い。 
なぜ絶滅するのか? 残念ながら盗掘や踏み荒らしなど人為的な要素が高そうである。
なかには種を取って帰るという人もある。 しかしこれも本来自然の中で育つべき植物を自分のエゴで搾取していることに他ならない。
国立公園の中には落ち葉ひとつ持ち帰ってはならないところもある。 
初めはそこまでしなくともと思っていたが、今では罰則を強化しても、あるいは見た人が堂々と注意できる環境を作る必要があると思う。

登山する人が増えると山のマナーは低下するばかりである。

トイレの問題も山のマナーとしては大きい。
今回も山小屋近くで水が流れている中に堂々と小便をしている人がいた。 
団体登山の一員のように見えたが誰か(特にリーダー)が山のマナーを教えないのか!
その下流の渓谷は登山者が水場として使用している。  
すぐ近くに山小屋のトイレがあるところですらこのような状況である。

数年前知り合いが滝つぼで気持ちよさそうに小便をしているのを見た。 
そこではテレビでここの水は美味しいですよと飲んでいるのを見たこともあり、またキャンプをしているのも見たことがある。 
気になったがそこでは注意できなかった、それ以後同行するのを差し控えるようになった。 
彼のためには山のマナーを教えてやればよかったと今では反省している。
カノコソウ(鹿の子草) オミナエシ科カノコソウ属
山でトイレがなく困ることは誰もが経験する。 小便は水のない方向・山側に、花の少ないところで。 
大便は林の中に穴を掘って、後で軽く埋めることが最低必要ではないでしょうか。
四国の山は2000mを超える山がなく比較的自然の分解も早いとは思いますが、 最低ティッシュペーパーは厳禁です。 昔仕事で紙の水洗に流せるか試験をしたこともあります。
ティシュペーパーは耐水性強化の紙なのでいつまでも残ります。 数か月雨に打たれても残ることが多いと思います。
山でボランティアでゴミ拾いをしている人に会うこともありますが、空き缶空き瓶のほかに汚れたティシュペーパーがたくさんゴミ袋に入っています。
最低トイレットペーパー持ち歩いてください。 細くなったロールを中芯を抜いて持ち運べば場所も取りません。

私も注意はしていますが、山を汚している一人です。 でも最近は携帯トイレを持ち歩いています。

見晴らしの良いところで昼食をしようとすると誰かの大便が!
前年見つけた花を見に行くと盗掘の跡が、あまりにも情けない事が多くなってきました。
山に行くなら山のマナーを勉強して、自然をいつまでも残せるように、山に入る人全員が努力して現状維持・今より悪くならないようにしたいものです。