五合目(大滝の頭)までは花もほとんどなく1時間30分で到着。 森林限界を抜けるまでは花が少ない。
小千丈岳からは明るい尾根を歩く。 一瞬富士山が見えるが、すぐ雲に覆われる。
高山植物がぽつぽつと見られ始める。 花は発見順に並べる。 |
セリバシオガマ(芹葉塩竃) ゴマノハグサ科 シオガマギク属 |
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小千丈岳から甲斐駒ケ岳を望む この日はこの後雲に隠れる。 |
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ゴゼンタチバナ(御前橘) ミズキ科ミズキ属 |
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ヤマハハコ(山母子) キク科ヤマハハコ属 |
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イワツメクサ (岩爪草) ナデシコ科 ハコベ属 |
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ウサギギク(兎菊) キク科 ウサギギク属 |
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チングルマ(珍車、稚児車) バラ科ダイコンソウ属 |
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藪沢カールの上に立つ千丈岳 |
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タカネヒゴタイ (高嶺平江帯) キク科 トウヒレン属 |
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トウヤクリンドウ(当薬竜胆) リンドウ科リンドウ属 |
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タカネツメクサ(高嶺爪草) ナデシコ科 タカネツメクサ属 |
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ヒメコゴメグサ(姫小米草) ゴマノハグサ科 コゴメグサ属 |
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チシマギキョウ(千島桔梗) キキョウ科ホタルブクロ属 毛が生えている |
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ミネウスユキソウ(峰薄雪草) キク科ウスユキソウ属 |
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ミヤマコウゾリナ(深山顔剃菜、深山髪剃菜) キク科ヤナギ タンポポ属 |
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イブキジャコウソウ(伊吹麝香草) シソ科イブキジャコウソウ属 |
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千丈岳山頂 あと少しで3000m超えるがここから花の撮影で30分 |
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イワベンケイ(岩弁慶) ベンケイソウ科イワベンケイ属 |
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ミヤマミミナグサ(深山耳菜草) ナデシコ科 ミミナグサ属 |
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イワギキョウ(岩桔梗) キキョウ科ホタルブクロ属 毛が生えていない |
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千丈避難小屋上部から見る藪沢カール |
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ミヤマゼンゴ (深山前胡) セリ科 エゾノシシウド属 |
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ミヤマホツツジ(深山穂躑躅) ツツジ科ミヤマホツツジ属 |
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ミヤマダイコンソウ(深山大根草) バラ科ダイコンソウ属 |
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カラマツソウ(唐松草) キンポウゲ科カラマツソウ属 |
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ヨツバシオガマ(四葉塩竈) ゴマノハグサ科 シオガマギク属 |
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エゾシオガマ(蝦夷塩竈) ゴマノハグサ科 シオガマギク属 |
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ウラベニダイモンジソウ(裏紅大文字草) ユキノシタ科 ユキノシタ属 |
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トモエシオガマ(巴塩竃) ゴマノハグサ科 トモエシオガマ属 |
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キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪) スミレ科スミレ属 |
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ホソバトリカブト (細葉鳥兜) キンポウゲ科トリカブト属 |
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8月も終わりの千丈岳はまだまだ花の多い山であった。
登山中は花が少ないとぶつぶつ文句を言いながら歩いたもので、
途中であった地元の人と思われる登山者に「花が少ないですね」と言ったところ、
鹿が多くなって花を食べてしまうとのこと、
千丈岳では近いうちに鹿の駆除をするようです。
教えられた鹿除けネットには多くの花があるがネット近くの花しか撮影できない。
四国の山と同じことが日本アルプスでも起こっているようです。
四国でも剣山では鹿除けネットを張り巡らせているが高山植物は激減。
三嶺では笹までも鹿に食べられている。
最近では翠波高原で鹿の影響で菜の花祭やコスモス祭も中止になった。
千丈岳の後、甲斐駒ケ岳と富士山に登ったが花は断然千丈岳に多かった。
花の季節に遅れて登山、これだけの花に会えたのだから良しとしなければ!
山小屋は長衛荘に泊まったが、4時までに帰るようにと重々言われたこと。
朝一のバスで登り、千丈岳往復なら楽々可能だが、
300枚を超える写真を撮りながら歩くと4時に帰るのはきつい。
結局三脚は使用しない山旅になった。 |