花名  ヤクシマアカシュスラン(屋久島赤繻子蘭)
分類 ラン科ヒメノヤガラ属 生活型 多年草 高さ 10~26㎝
分布 本州、四国、九州 植生帯 照葉樹林床 花期 8~9月
特徴 茎は始め匍ふくして後直立する。無毛。
葉は互生、卵状披針形で、ビロード状の光沢があり、長さ3~8㎝、中央に白いスジが目だつ。
葉柄は長さ1.5~3.5.㎝、基部は鞘となり茎を抱く。
花は茎頂から伸びた花茎に3~15.個疎らに付く。萼片は赤褐色を帯び、花弁と唇弁は白色。
 環境省絶滅危惧2類(VU)・愛媛県絶滅危惧1A類(CR)・高知県絶滅危惧Ⅱ類(VU)
花の色と側萼片が斜卵形でやや小さいこと、唇弁内の突起が角状であることから、カゲロウランと区別できる。
ヤクシマアカシュスランを求めて四国内で最も遠い地域まで片道6時間近くかけて、3回通うが満開に出会うことは出来なかった。
色々調べるとそこまで行かずとも片道3時間ほどで咲く所ありそうで、ここには都合5回ほど通うことで2か所で開花を確認できた。
この期間にはカゲロウランも撮影することができ、走行距離は伸びたが、満足できる探索行になった。
  
 苞は披針形で縁毛がある。背萼片は広卵形。側萼片は斜卵形,側花弁は白色,半切卵形。唇弁は僧帽状卵形。