花名  セイタカスズムシソウ(背高鈴虫草)   
分類 ラン科クモキリソウ属 生活型 多年草 高さ 20〜40p
分布 北海道、本州、四国、九州 植生帯 山地の林下や草原 花期 6〜7月
特徴 冬は地上部は枯れ、球茎も毎年更新する。
偽球茎の側方に2葉が対生、卵形〜卵状長楕円形、長さ6〜12cm、基部はくさび形となる。
花時には十分開かない。  下部から開花が始まるにしたがい、花茎は伸長する。
淡緑色または帯紫色の花を多数疎らにつける。
萼片は線状披針形、側花弁は糸状で、同長となる。唇弁は倒卵形、円頭で微凸端がある。
 愛媛県絶滅危惧1B類(EN)・高知県絶滅危惧U類(VU)・徳島県絶滅危惧T類(CR+EN)
和名は花の唇弁がスズムシの雄の羽に似ていることから。
同属のスズムシソウは草丈が低く、花が大きくて暗紫褐色であるなどで異なる。
愛媛県レッドデーターブックによれば 生息状況は東予と中予で4ヶ所の記録があり、中予山地の1ヶ所で現存を確認した。
かつては県内の落葉樹林下に広く分布していたがおもに園芸用採取により激減した。