花名  タテヤマリンドウ(立山竜胆)            
分類 リンドウ科リンドウ属 生活型 2年草 高さ 5〜15cm
分布 北海道、本州(中部以北) 植生帯 亜高山帯〜高山帯の湿地 花期 5〜7月
特徴 茎は束生し、全体に軟らかく無毛。
根生葉はロゼット状で卵形〜広卵形、長さ5〜8o。茎葉は対生し3〜4o程の披針形。
漏斗状の淡青紫色の花を茎の上部に1個、上向きにつける。花冠は長さ1〜2pで5裂する。
中央が白くなり、5裂した花冠の間に同じ色の副片がある。副片は裂片の半分以下の長さ。
竜の胆のように苦いことから竜胆(りんどう)、標準標本が立山でタテヤマリンドウ。
ハルリンドウの高山型変種
花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。
生薬の竜胆(りゅうたん)は唾液、胃液、膵液、胆汁の分泌を促進して胃腸の働きを活発にするため、食欲不振、消化不良、
胃アトニー、胃酸過多症、腹痛などに効果があり、のどがはれて痛いとき、根をくだいて飲むと痛みがとれる。