花名  ホザキノミミカキグサ(穂咲きの耳掻き草)
分類 タヌキモ科タヌキモ属 生活型 多年草 高さ 10〜30cm
分布 北海道、本州、四国、九州 植生帯 貧栄養な湿地 花期 6〜9月
特徴 根茎は細く地中を横走し、捕虫嚢をまばらに付け、所々で2〜3oの単生する根生葉を付る。
花茎は細く、高さ5〜20pで直立し、数個の鱗片葉を楯状につける。
花柄はごく短く、鱗片葉と同形の苞葉がつく。
花冠は4o前後で、距は下唇の2倍あり、前方へ突き出る。
 香川絶滅危惧IA類・徳島絶滅危惧IA類・高知絶滅危惧TA類(CR)・愛媛絶滅危惧TB類(EN)
花柄はごく短く、花序が穂状に見えるのでホザキノミミカキグサ。
ミミカキグサの仲間は地下茎に少数の捕虫嚢を付ける食虫植物で、このうち最大なのがこのホザキノミミカキグサ。
捕虫嚢は葉柄や地下茎につき、動物性プランクトンを捕食する。
愛媛県では各地の湿地や池畔に見られたが、自生地の開発、湿地植生の遷移により減少して絶滅危惧種に指定されている。
  花は咲き上がっていく。
  花の下は果実。
  果実は耳かき状にならない。