花名  イチヨウラン(一葉蘭)            
分類 ラン科 イチヨウラン属 生活型 多年草 高さ 10〜20cm
分布 北海道、本州、四国 植生帯 山地の針葉樹林内 花期 5〜7月
特徴 地下茎はジグザクに短く這い、先端に長さ3〜6cmの楕円形で多肉質の葉が1枚でる。
高さ10〜20pの花茎を出し1個の花を横向きに付る。花は萼片と側花弁は狭楕円形で淡緑色
唇弁は白色で黒紫色の斑点がある。
唇弁は3裂し、中裂片は大きく、白色で紫色の斑点がある。
愛媛県絶滅危惧1A類(CR)・高知県絶滅危惧T類・徳島県絶滅危惧T類
ラン科では唯一の日本の固有属。  葉を1個だけつけるのでイチヨウラン。
愛媛と高知の県境の山の登山道で見つけたが、わずかな風で揺れ写真を撮るのに苦労した覚えがある。
毎年2〜3株ほど同じところに見られるが、周囲を探しても数あるようには見えない。 
愛媛県レッドデータブックによると
  生息状況 東予と中予の山岳にごくまれに生育するが、現存が確認できたのは中予山岳の1ヶ所のみである。
  選定理由 もともとまれな植物であり、園芸採取などにより著しく減少している。