花名  ミヤマトウキ(深山当帰)別名イワテトウキ、ナンブトウキ
分類 セリ科 シシウド属 生活型 多年草 高さ 20〜50p
分布 北海道、本州(中部以北) 植生帯 岩場や礫地 花期 6〜8月
特徴 葉は2-3回3出複葉。 葉は少し光沢が有り質は厚い。下部の葉は大きく茎上部の葉は小い。
葉の縁には重鋸歯があり、柄のつけ根の部分は鞘となる。
枝先に複数の組み合わさった散形花序を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は3oくらいで、花弁は5枚。
低山地に生えるトウキの高山型。トウキより葉の幅が広いのが特徴。
全体に毛は生えていない。茎や葉を切ったり揉んだりするとセロリと似た強烈な香りがする。
シシウド属は花が似ており、葉の形で見分けることになる。
葉の分裂が少なく比較的単純なものはミヤマシシウドやアマニュウ。
シラネニンジン、ミヤマウイキョウ、ミヤマセンキュウ、ミヤマゼンコなどは人参の葉のように細かく分裂する。
中間はハクサンボウフウとミヤマトウキ。
共に先端の葉が3裂するが、ミヤマトウキは分裂した葉がシャープで光沢があることで判別できる。
白馬岳で撮影。