花名 | セイヨウタンポポ(西洋蒲公英) | ||||||||||
分類 | キク科 タンポポ属 | 生活型 | 多年草 | 高さ | 15〜30p | ||||||
分布 | 北海道、本州、四国、九州 | 植生帯 | 道ばた、空き地、草地 | 花期 | 3〜10月 | ||||||
特徴 | 根際から生える葉は、生長するにつれ深く切れ込む。葉の裂け方は変化が多く一定していない。 頭花はすべて両性の舌状花からなり、直径3.5〜5cm。 舌状花の花冠裂片の先は5つに浅く裂ける。 総苞外片がつぼみのときから反り返っているのが特徴。 |
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ヨーロッパ原産で明治時代に渡来し、現在では都市周辺ではもっともふつうのタンポポになっている。 セイヨウタンポポなどの外来のタンポポは総苞外片が下方にそり返る。 一部の例外を除いて在来種は外総包片がそり返らない。 セイヨウタンポポは受粉を伴わないで種子を生産する無融合生殖(単為生殖)をする。 この性質は個々の個体が自分のクローンを増殖させる事ができるので、子孫を残すためにも他の個体を必要としないで済む。 在来種は種子を生産するために有性生殖を行い、自分の花粉が雌しべについても種子を生産することができない性質を持つ。 種内の遺伝的な多様性を維持するためには有効な機能だが、子孫を残すためには少なくとも2つの個体が隣接して生育している また受粉には昆虫による花粉の媒介が必要なので、確実に子孫を残すためにはある程度の個体群が必要である。 必要がある。 この繁殖様式の違いでが外来種タンポポが全国的に増加している原因である。 |
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