花名  ヒナラン(雛蘭) 
分類 ラン科 ヒナラン属 生活型 多年草 高さ 5〜20p
分布 本州、四国、九州 植生帯 湿った岩場 花期 6〜7月
特徴 根は紡錘形に肥厚する。茎は細くて高さ5〜15p、やや斜めに立つ。
葉は茎の下部に1枚、長楕円形で長さ3〜8p幅1〜2p、光沢がある。基部はやや茎を抱く。
茎の先端部に径2〜3oの小型で淡紫色の花を10〜15個、同じ方向に向けて穂状につける。
唇弁は3裂する。
 環境省絶滅危惧1B類(EN)・愛媛県絶滅危惧1B類(EN)・徳島県絶滅危惧I類
小さくてかわいらしい花を付けるのでヒナラン。
ジガバチソウを探しているときに見つけた小さな花がヒナラン。 小さいが色が綺麗で目立つ。
愛媛県のレッドデーターブックの生息状況
 愛媛県内では東予、中予、南予の各1ヶ所で現存が確認されており、他に3ヶ所の記録がある。
園芸採取や森林伐採などにより減少している。
地元の山で見つけた時には足跡も無かったが、最近はここにありますよというように踏み跡が残っている。
だが同じ山で数カ所生育しているのを確認している。 よほど悪質な盗掘に逢わない限りまだまだ楽しめそうだ。
←花は
 淡赤紫色から
 薄いピンク色。

 唇弁はくさび形
 卵形でほぼ中央
 で3裂する。

 距は筒状で細い