花名  シコクバイカオウレン(四国梅花黄蓮)    
分類 キンポウゲ科オウレン属 生活型 多年草 高さ 5〜15p
分布 四国 植生帯 山地の針葉樹林下 花期 2〜5月
特徴 根茎は横に這い、地下で匍匐枝を出し繁殖する。
根出葉は鳥足状複葉で小葉は5枚、倒卵形で光沢がありやや厚い。小葉は3中裂し、基部は
くさび形で葉柄はほとんど無く、縁には鋭い鋸歯がある。
高さ4〜15cmの褐色を帯びた花茎を出し、花径12〜18oの白い花を上向きにつける。
白い花弁にみえるのは萼片で倒卵形。花弁は蜜を分泌し、黄色で萼片より小さい。
 徳島県絶滅危惧T類・愛媛絶滅危惧TB類(EN)
2004年に発表された新植物
本州のバイカオウレンは、花弁の舷部が浅い杯状で、花柱が直立するのに対し、この花は舷部がコップ状、花柱は強く反曲する。
他に似た花でミツバオウレンやミツバノバイカオウレンがあるが、いずれも葉が3小葉なので識別できる。
最初に撮影したのは剣山、6月に入ってからで花期も終わり近く、花の特徴が分かりにくいので高知佐川町の自生地で再度撮影。
ここでは2月の始めには満開状態であった。この花は標高により花期が大きく変化するようだ。
花の中央部の緑色
の部分は花柱

黄色い花弁の舷部
 がコップ状
爪部 (そうぶ) と舷部 (げんぶ)
  花弁において基部が細長く、先端部が幅広く広がっている場合、基部の細い部分を爪部、先端の幅広い部分を舷部という。