花名  ミヤマノダケ(深山野竹)  別名イシヅチノダケ
分類 セリ科 シシウド属 生活型 多年草 高さ 80〜120cm
分布 四国、九州 植生帯 丘陵地の林縁 花期 8〜11月
特徴 葉は3出複葉で小葉は幅が広い長卵形。
茎の先端の複散形花序に暗紫色の5弁花を密に多数つける。
環境省では絶滅危惧1A類(CR)指定であるが、愛媛県レッドデータブックでは情報不足(DD)とされている。
愛媛県の情報不足の理由は、
ノダケとはよく似るが以下の相違点で識別できる。ノダケの頂小葉には、基部に翼があるがミヤマノダケには翼がない。
またノダケはあまり枝分かれしないが、ミヤマノダケはよく枝分かれする。
しかし、データ的に混同され、ノダケとの区分が十分でないため、本種の現状は不明である。
よく似たノダケの葉の頂小葉には基部に翼があるが、ミヤマノダケには翼が無い。
ノダケはあまり枝分かれしないが、ミヤマノダケはよく枝分かれするので見分ける。
大きくて珍しい色で、登山道の縁に咲く事もあり山ではよく目立つ花。
ネットで皆さんの写真確認していると、殆どの人が花の部分だけ撮影して葉を撮してないようで、私もその傾向が少し。
石鎚山や寒風山では比較的よく見る花。

写真は寒風山で撮影した花であり、ここにはミヤマノダケがあるとのことでミヤマノダケとしたが、赤星山の登山道に咲くノダケ
と比較して頂小葉に翼がある無いの判断がつきかねて、未だにノダケの項目を作ることができていない。