花名  ツユクサ(露草)  別名 ほたるぐさ(蛍草)・ぼうしばな(帽子花)・あおばな(青花)
分類 ツユクサ科 ツユクサ属 生活型 1年草 高さ 20〜50cm
分布 北海道、本州、四国、九州 植生帯 道ばたや草地など 花期 6〜9月
特徴 茎は直立することはなく、地面を這う。 茎上部は斜め上を向く。
卵状披針形の葉は互生する。 上部の葉腋からでた花軸に数個の青い花をつける。
花は1.5〜2p、花弁は3枚あり、上部の2枚青く大きいが、下部の1枚は白くて小さい。
雌しべ1本、雄しべ6本。花柱が最も前方に突き出る両性花と、花柱が短い雄花とがある。
朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることからツユクサ
畑の隅や道端で見かけたことの多い雑草であるが、最近では近くに畑やあぜ道もなくなり見る機会は少ない。 
朝顔のように早朝に咲いた花は午後にはしぼんでしまう。 夏の咲きはじめには午前中に、秋になっても昼過ぎには咲き終わる。
花の青い色素は着いても容易に退色するという性質を利用して、染め物の下絵を描くための絵具として用いられた。

花の季節に全草を採って乾燥させたものは鴨跖草(おうせきそう)と呼ばれ、下痢止め・解熱などに用いる。