花名  ユキノシタ(雪の下) 
分類 ユキノシタ科ユキノシタ属 生活型 多年草 高さ 20〜40p
分布 本州、四国、九州 植生帯 低地山地の日陰の湿った所 花期 5〜6月
特徴 葉は円形に近く裏は赤みを帯びる。根本から匍匐枝を出して繁殖する。
花は葉の間から、伸びた花茎の上部に円錐花序をつくり、花弁は5枚で上側の3弁は卵形で
小さく、淡紅色で赤い斑がある。 
下側の2弁は不同で大きく、長さ1.5p程、白色をしている。
耐寒性が強く、雪が上に積もってもその下に緑の葉があることからユキノシタ。
葉を乾燥させたものは虎耳草(こじそう)という生薬で、その煎液には利尿、消炎などの効果がある。
葉のしぼり汁は子供の引きつけの特効薬とされ、生の葉の絞り汁を口に含ませて用いた。
葉は一年中採れる山菜として、天ぷら、おひたしなどにして賞味される。
高山植物としては近縁種のジンジソウやダイモンジソウがあるが、花自体はユキノシタが白地に赤の模様が強く印象深い
きれいな花である。