花名  ナルコユリ(鳴子百合) 
分類 ユリ科アマドコロ属 生活型 多年草 高さ 50〜100cm
分布 本州、四国、九州 植生帯 山地の林下 花期 5〜6月
特徴 ふとい根茎がある。
茎は円柱形で、上部は曲がり、披針形の葉が互生する。
葉のわきから出る短い花柄は枝分れし、その先に緑白色の長さ約2pの筒状の花を3〜5個
つける。
花のつき方が、田畑から害鳥を追い払う鳴子ににていることからナルコユリ。
ナルコユリは若芽を食用にする。
薬効として根茎には血圧や血糖を下げる作用があり(生薬「黄精」)、砂糖漬けの黄精が滋養・強壮薬とし使用されていた。
また、梅酒のように、黄精を焼酎と砂糖に漬けたものを黄精酒と呼び、精力減退や病後の体力回復などの薬用酒となる。
ホウチャクソウ(有毒)に似ているので要注意。
よく似たものにアマドコロがある。 ナルコユリの茎は丸く稜がなく、茎の高さが1m近くになることから区別が出来る。